ボルトやビスを使って、ポリカーボネートを取り付ける場合、ポリカーボネートの伸縮を考慮して作業してくいただく必要があります。


6つの注意点

1)ルーズホール
ボルトやビスの取り付け穴は、一般的には、ボルト径よりも2㎜~4㎜程度大きい、ルーズホールを推奨しています。(5㎜のボルトで取り付ける場合は、7㎜以上のルーズホールが必要です)
あまりボルト部を締め付けすぎないようにしてください。ゆるみ止めの薬品等を使用しないでください。
ついつい固定したくなるものですが、ポリカーボネートは気温等により伸び縮みするため、それに対応する遊びが必要です。

2)ワッシャーとゴムパッキン
取り付けには、局部応力集中を防止するために、ワッシャーとゴムパッキンで取り付けることを推奨しています。
・ワッシャーは、防錆処理されたもので、なるべく大きめのものをご使用ください。
・ゴムの種類は、CR(クロロプレン)ゴム、EPDMゴム等を使用してください。

3)ボルト止め間隔
以下を推奨しています。
板厚が3㎜未満・・・・・20cm以下
板厚が3㎜以上・・・・・30cm以上
なべ頭タイプか6角ボルトを使用してください。皿ビスは、使用しないでください。

4)端部からの距離
伸縮等への対策のため、端部からの距離は、穴径×2.5倍を推奨しています。
7㎜の穴径ですと端部からの距離は、17.5㎜必要になります。

5)シーリング材
シリコン系脱アルコールタイプをご使用ください。(本サイトで販売しています)
※シリコン系シーリング材は多種ありますので、脱アルコールタイプか、必ずご確認ください。
 *塗装のある場合、適応しない場合がございます。ポリカプロ迄お問い合わせください。
 *シーリング材とゴムパッキンを併用する場合は、お互いの適応性も考慮してください。

6)マスキングフィルム
レキサンポリカーボネートには、両面にマスキングフィルムが貼られています。
これは、キズや汚れから保護することを目的としています。施工後は、すみやかにはがしてください。
そのままにしますと1週間くらいではがれにくくなり、汚れ等不具合につながる場合があります。

※当サイトは、万一の事故、損害等の責任は負いかねます。施工の際は完全自己責任にてご参照ください。

ポリカプロのプロフェッショナルが皆様をサポートいたします

不明点があればお気軽にポリカプロまでお問い合わせください。
*ポリカプロには、1級建築士、2級建築士、1級建築施工管理技士、2級土木施工管理技士、
他、国家資格取得技術者が所属しており、専門家が皆様のご相談をお受けしております。